私たちは、花や植物が古来より進化を重ねながら、
生き物に命を与え、人々の暮らしに彩りを添えてきた存在であることに深い価値を感じています。
私たちの仕事は、その価値ある植物に対して、技術・技能・ノウハウをもって、人の夢や感動、
喜び、安らぎといったポジティブな感情を吹き込むこと。そうして生まれる“心豊かな景観や空間”
こそが、私たちが社会に届けたいものです。
この仕事を可能にしているのは、「人」です。だからこそ、私たちは人材育成を大切にし、単に技術を継承するのではなく、植物や人と向き合い、対話する感性をも育てていきたいと考えています。
植物の剪定は、ときに命に対する判断を求められる仕事です。それゆえに、私たちの仕事は単なる作業ではなく、「命と命の対話」であるといえるのではないでしょうか。
この価値を社会に届けるためには、私たち自身の力だけでは成しえません。
外部の職人や生産者の皆様といった多くのパートナーの支えがあって、初めて風景が完成します。私たちは、こうした大切な仲間と共に、安心して働き続けられる関係性を育み、業界全体の持続可能性にも貢献していきたいと考えています。
そして何より、植物という経営資源そのものが枯渇してしまえば、
私たちの志も叶えることができません。だからこそ、自然資源への敬意を忘れず、再生と循環を前提とした仕組みを築いていくことが、これからの時代に必要とされています。
私たちは、人と自然、社会とのつながりを大切にしながら、持続可能な価値を育み、
未来へと受け継いでいきます。
