
高校で農業を学ぶ授業があって、植物に触れているうちに「植物に触れる仕事ができたらいいな」と漠然と思っていました。ちょうどその頃、修学旅行で舞浜のテーマパークに行った時に授業で学んだ多くの植物が本当に綺麗に植えられているのに感動して「この場所で植物に携われる仕事したい」と、すぐに調べてグリーンアンドアーツを見つけました。それからはグリーンアンドアーツで仕事がしたい一心で、大学で植物、植栽などの勉強をしていました。頻繁に上京できない為、SNSなどでテーマパークの花壇をチェックして、自分で調べる。ということをしていました。その後、インターンシップや会社説明会へ参加しました。個人的には特別な感情がありましたが、実際に先輩方の植物に真摯に仕事をする姿勢がとても魅力的に感じました。そして、内定の通知メールを出先で見た時は、あまりの嬉しさに隣にいた母にボロボロ泣きながら報告しました。(笑)
入社後の研修で、テーマパーク外の仕事も見て回りました。園内の仕事はある程度想像ができていましたが、テーマパーク外の仕事では、様々なお客様と仕事をしてくなかで、会社の看板を背負って仕事をする現場を見て、また違う苦労ややりがい、工夫があることを学べたのは貴重な経験となりました。1年目の8月に園内の業務にあたるリゾートメンテナンス課で、工事や日々の業務スケジュールの調整や資材調達、作業を行う技能社員の統括として現場の施工管理業務をすることになりました。最初の半年は先輩に同行しながら作業を覚えていくわけですが、施工管理を学ぶために、まずは現場を覚えることが大事と教わり、最初は技能社員の方と一緒に作業を行いながら、事務作業を学んでいきました。

自分の仕事に責任を持つ大切さ
最初の頃は必死についていくのがやっとという感じでしたが、そんななかで初めての夜勤業務は今でも鮮明に覚えています。園内で新しいイベントに向けた植栽や構造物も入れ替えが必要な大規模工事の日で、時間との勝負ということで緊張感があるなか、開園ギリギリまで作業を行い、何とか無事に工事が完了しました。それまでずっと下を向いて仕事をしたので、ふと空を見上げたら朝日が昇っていく光景を見て、大きな充実感と達成感がある特別な日となりました。
2年目、いよいよ施工管理者として1人で業務を担当するようになりました。リゾートメンテナンス課では、「樹木を扱う班」「花壇の花を扱う班」などの作業班が複数あり、私は「芝生を扱う芝班」を担当することになりました。とはいえ、チームとして既に体制が整っていますし、全員私より年齢もキャリアも上の方々ばかりですので、とても緊張していました。上司から「現場が第一」と学んでいたので、最初は施工管理側の目線よりも現場スタッフの考え方を知りたいと思い、一緒に作業をしながら、まずはコミュニケーションをとって、周囲から認めてもらえるように努力をしました。
お陰様で現場スタッフの方々と円滑な関係を築いていきましたが、私の性格上、例えば急ぎの仕事が入った時に、日々、忙しい現場スタッフの方々にどのように伝えればよいのか気を揉んでしまうことがありました。そんな時に上司から「若くてキャリアが浅くても管理者としてお願いすべきことはお願いをする。ただし、予め今の作業工程の見通しなどの共有をすることが大事」だと教わりました。まだ3年目の私が練った作業プランを伝えるのは気を遣いましたが、そのプランを事前に伝えることで「この作業は大変だから、もう少し時間を取った方がいいよ」とか、「こうすれば対応できるよ」と助言を頂くようになり、更に円滑に業務が進むようになりました。

人にも、植物にも誠実でありたい
グリーンアンドアーツで仕事をするようになり、大切にしていることは、何に対しても誠実であること。なかでも植物に対しては1番誠実でありたいです。芝生の場合、1日水撒きを怠ると、芝刈りを休むと、それだけで芝の状態は大きく変化してしまいます。植物に不誠実な行動は良くない結果(状態)として返ってくるので、誠実に仕事をすることは常に思っていることです。
仕事柄、様々な植物に触れることができて、まだまだ日々勉強ですが、植物の知識が増えたことや芝生を見ても最初の頃は、ただ「緑色」としか分かりませんでしたが、仕事をしていくうちに「傷みが出て少し黄色に変わってきている」「全体に色や長さのムラが出ている」とか、1年通して、色の違いや季節毎の芝の状態や傾向を観察できたことが、今に活かされています。また、この春から新入社員の教育担当をすることになりました。不安もありますが、少なくとも信頼してくださってのことだと思うので、私が先輩方にして頂いたように、責任を持って取り組みたいと思います。
仕事をしていて嬉しい瞬間は、事故がなく無事にその日の作業が終わった時に見る朝日が大好きなんです。またSNSで「花が植えかわっていてキレイ」などの投稿を見つけた時や開園と同時に花壇に駆け寄って写真を撮るお客様を見た時も、グリーンアンドアーツで仕事をして良かった!と清々しい気持ちになりますね。

素晴らしい環境で成長できる喜びを感じています
社内は先輩方が優しく、新人に対して気を配ってくれる会社だなと思いました。私自身、大学で造園を学んでいたわけではないのですが、知識がないなかでも現場を見ながら作業が進められるように配慮して頂いて、新人に対して手厚く関わってくれる会社だと思います。
リゾートメンテナンス課では園内のイベント前後や繁忙期など、忙しい時期はありますが、それ以外は社員も技能社員も休みが取りやすい会社だと思います。資格の取得については、私は芝草管理技術者という資格を取得しました。芝生を扱う人間として必要な資格だと思い、会社にプレゼンしてスケジュールを組み取得しました。取得の費用は会社が全額サポートしてくれました。技能社員に関しては、運転免許、フォークリフトの免許などが取得できます。
今後は芝生が好きなので、もっとこの班で成長したいと思っています。日々の業務に取り組む中で、まだまだ自分のスキルの足りなさを痛感することも多く、グリーンアンドアーツが関わる仕事を会社から任せてもらえるスキルや経験を積み上げていきたいと思っています。そして、花、植物、樹木など本当にプロフェッショナルな方々ばかりです。創造するセンス、知識、技術をみんなが高め合っている会社ですし、それぞれの能力を最大限発揮できるマネジメント力が、お客様に喜んでいただける要因なのだと思っています。この会社は植物が好きな方だと楽しく働けるかなと思います。あとはワクワクできる職場かなと思っていて、テーマパークの植栽を扱うなかで創造して実現できる会社なのでワクワクしたい!やってみたい!と感じる人と一緒に働けたら嬉しいです。